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外傷で歯が折れた時、抜けた時の対処法

こんにちは、まるこです。

 

 

普段何気なく使っている歯。

みなさん、歯があることを当たり前だと思ってませんか?

 

 

この記事を読んでいる人は歯が折れたのでしょうか。

 

 

焦ってますよね。

 

絶対焦ってますよね。

 

めちゃくちゃ焦りまくってますよね。

 

 

 

 でも諦めないで!!

 

その歯対応次第では救えるかもしれません!!!!

 

 

ということで

歯科医師のたまご、まるこが

歯が折れた時、抜けた時の対処法を教えます

 

 

 

歯が折れた時、抜けた時の対処法

 

 

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まず、歯には歯根膜(赤色)という、骨と歯をくっつけている接着剤のようなものがあります。

 

歯が折れた時、抜けた時、まず大切なのはこの歯根膜です。

 

 

 その大切な歯根膜を守るために

 

 

 絶対してはいけないこと

 

①歯の根っこは持たない!!

 

絵から分かるように

歯根膜は歯の根っこの部分にあります。

つまり

「歯の根っこを触る=歯根膜を触る」

ということです。

歯根膜はとても繊細なものなのですぐ死んでしまいます。

歯の根っこは絶対に触らず、歯の頭の部分(歯の白い部分)だけを持つようにして下さい。

 

 

②水で絶対に洗わない!!

 

歯を綺麗にしないと!とよくやってしまいそうなこと。

でもこれ、浸透圧の関係で歯根膜を痛めつけてしまうんです。

 

 

ティッシュにくるまない!!

 

これもよくやってしまいそう。

大切にしないと、とティッシュにくるむと歯根膜を乾燥させてしまい

これまた乾燥に弱い歯根膜を痛めつけてしまいます。

 

 

 

絶対にしないといけないこと

 

①牛乳に浸けておく

 

本来は生理食塩水という人間の体液の浸透圧とよく似たものに浸けるのが望ましいのですが

そんなもの身近にないですよね。

そんな時、生理食塩水の代わりになるのが意外にも牛乳!!

歯が折れた時、抜けた時はとにかくその破片、歯を牛乳に浸けてください!!

 

 

②そのまま早急に病院に

 

牛乳に歯をつけても歯根膜が永遠に生きているわけではありません。

牛乳に浸けたまますぐに病院に向かってください。

夜中に折れてしまったとしても朝まで待たずに24時間の歯医者さんを探してでもすぐに向かってください。

歯根膜の保護は時間との戦いです。

 

 

 

 

しかし、これを守ったからと言って必ず歯が元どおりになるわけではありません。

 

やはり守っていても歯根膜の状態により救えない時もあります。

 

 

 

また、歯が折れて、歯から出血してしまっているような時

露髄と言って、歯の神経がまる見えになってしまっている状態です。

 

その場合は歯の神経が感染してしまい

そのままにしておくと歯はもちろん歯茎にまで悪影響を与えてしまいます。

 

なので感染した神経をとる作業をしないといけません。

 

 

(私は歯からぼたぼたと血がでて、神経を抜きました。)

 

 

そうなるとやはり元どおりは厳しいです。

 

 

 

(つまり私の歯は…)

 

 

 

 

歯が折れた時、抜けた時、

焦る気持ちはとても分かりますが

行動次第で救える可能性がグンッとあがります。

冷静に対応しましょう。